NNA News 2010年11月6日（土曜日）
10月のインフレ率2.8％：２カ月連続鈍化、11カ月ぶり低水準［経済］
国家統計局（ＮＳＯ）が５日発表した10月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は、前年同月比で2.8％上昇した。上昇率は２カ月連続で縮小し、昨年12月以降で最も低い水準となった。食品・飲料・たばこ、燃料・電気・水道のインフレが減速したことなどが要因。フィリピン中央銀行はこの結果を受けて、「現行の金融政策は依然適切である」とコメントした。
ケーヒン・フィリピンが工場閉鎖の脅迫
レイバーネット日本
Solidarity of Workers in Southern Tagalog • May First Movement
October 2010
Reference: Hermie Marasigan, Spokesperson, Mobile No: +63.9994975498.
フィリピンの日系企業、Keihin Philippines Corporationは労組との間で新協約に署名してから2日後の今日、ビナンのラグナテクノパークにある工場を閉鎖すると言い始めた。
8時15分頃、食堂に労働者が集められてタカハシ・アキオ社長から閉鎖を告げられた。
Organized Labor Association in Line Industries and Agriculture-Kilusang Mayo Uno (OLALIA-KMU)傘下の
Nagkakaisang Lakas ng Manggagawa sa Keihin (NLMK)労働組合のジョエル・イサベラ委員長は、「タカハシさんはただ他の国に移転すると言った」と述べた。
「10月27日に新しい協約を結んだ時には、会社側が工場を閉鎖する理由は何もなかった。
会社がDepartment of Labor and Employment (DoLE)に閉鎖を申請するのなら、協約を締結するのはおかしい。閉鎖は違法だ」と彼は付け加えた。
現在のところ、労働者たちは食堂内に集まっているが、今日会社が配置した多数のPhilippine National Policeと警備員が食堂と更衣室から先を封鎖している。
名前を明らかにしないDoLEの役員が会社の敷地で目撃され、労働者から逃げているという。
106人のケーヒンの労働者の30%は女性だ。工場は、ホンダ自動車の重要なエアコンシステムの吸入口(インテークマニホールド)を製造し、製品の98%を輸出している。
「現在のところ、工場閉鎖の脅しについて管理者から話があるまで、工場内に残るつもりだ。
われわれとしては、あくまでも協約の実行を求めたい。 また、いつでもストライキに突入する用意がある。
また、この件に関して日本大使館にも要請するつもりだ。 諸聖人の祝日(All Saints Day)の後もここに残るだろう」と イザベラは強く語った。
NNA News 2010年11月8日（月曜日）
ペソ高対策、選択肢厳しい？：貿産相は自助努力を要請［金融］
先週、１米ドル＝42ペソ台に突入するに至ったペソ高の進行を受け、フィリピン政府は対応策を探っているが、打つ手は限られそうな見通しだ。アキノ大統領は「国内産業が受ける打撃の緩和策を経済閣僚らが探っている」と発言。しかしドミンゴ貿易産業相は、財政難などを理由に、輸出業者の自助努力を呼び掛けた。米国の大型金融緩和策がペソの一段高を招きかねないとの懸念が強まる中、輸出業界の不安は一層高まっているもようだ。
