2005年1月18日

CHINA- ASEAN RELATIONS: Regional Security and Corporation

編者 : Carino, Theresa C
国  : Philippines
出版元: Philippine-China Development Resource Center
出版年: 1998

フィリピンと中国の主として国際関係論、戦略研究の専門家が執筆している論文集です。
ASEANと中国、中国とフィリピンについて論じられている本で、やはり時節を反映して、前者ではASEANの拡大と大国中国とのかかわり、後者では比中関係の文脈の中で南沙諸島問題が中心に論じられています。
フィリピン側執筆人については、私も何人か存じ上げていますが、ほとんど実際に政策立案にかかわった経験のある人たちですので、ある意味で隙のない、実証的な研究、議論が印象に残ります。

投稿者 MMG : 04:28 | - | - | -

2005年1月18日

Beijing-Manila Détente: Major Issues

著者 : Quisumbing, Purificacion
国  : Philippines
出版元: Law Center, University of the Philippines
出版年: 1983

フィリピンー中国の外交関係をはじめて歴史的に取り扱った研究書。特にマルコス時代の国交締結時の状況を細かに追いながら、比中国交正常化に至る政策決定過程を、国際環境と国内状況を詳細に整理しながら描きだした秀作です。特に脚注がしっかりしているのが嬉しいですね。

投稿者 MMG : 04:19 | - | - | -

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