2006年7月9日
Dragon Noodle (ドラゴン・ヌードル)
文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu
店舗名: Dragon Noodle (ドラゴン・ヌードル)
住所: 1037 M.H. Del Pilar, Ermita, Manila/マニラ市 エルミタ M.H. デル・ピラール1037
電話: +63-2-525-1563
営業時間: 24時間 → 午前6:00 ~ 午前2:00 (2014.07.21更新)
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2006年7月5日、所用でフィリピン入国管理局 (Bureau of Immigration)へ行ったついでにDragon Noodle (ドラゴンヌードル) に寄ってきました。以前 Ermita (エルミタ) のこのお店の近くに住んでいて、ご飯に悩んだらここという感じでよく行っていました。そのときの懐かしさもあるんですが、ここのMami (マミ−*1)は私のラーメンのツボにはまっていて、時々無性に食べたくなるんです。そんなわけで Ermita 周辺に用事があるときは、ほとんど毎回この店に来ています。
写真2: お店の外観 |
【お店の様子】
3年ほど前にはMH. Del Pilarを挟んで今の場所の向かい側にあり、以前は蛍光灯も薄暗いがらんとした店内だったのですが、通りの反対側に新装移転し、およそラーメン屋さんらしからぬ、丁度スーパーマーケットの食品売り場のような明るさになっています。
基本的には中華料理店なので普通の中華メニューもそろってはいるのですが、24時間空いているのも手伝ってか、風邪をひいた近所の人たちが深夜に "Goto (ゴト) " と呼ばれる 「おじや」 を買いに行くような、フィリピンの下町っぽい雰囲気を醸し出しています(*2)。
【Chicken Mami (チキン・マミー)チキン・ラーメンのお味】
スープは画像のように、あっさり半透明系でおそらくは鶏ガラベースなんですが、店内に漂う匂いからは、なんとなく豚骨を使っているのではないかなあと思います。割とあっさりなのですがコクがあるんです。私が好きなのは麺。とても固いんです。丁度福岡の豚骨ラーメンのような感じで細いストレート。「なんでんかんでん」でいうところの「針金(はりがね)」と言えばいいでしょうか、ひたすらこの麺の食感を楽しみます。
写真3: 替え玉 |
福岡の博多ラーメンといえば「替え玉」。私は昔、福岡に住んでいたことがあります。替え玉というのは麺だけを追加注文して、食べているスープの中に茹でたての麺だけを放り込んでもらうサービスです。
メトロマニラには当然「替え玉」なんていうサービスは無いのですが、この麺を味わってしまった私はどうしようもなく替え玉を頼みたくなってしまい、3年ほど前に替え玉注文にチャレンジしました。
<回想>
私 「(ラーメンをすすりながら)麺だけください。」
店員「はあ?(なにそれ?)」
私「茹でた麺だけこのスープに入れたいんです。」
店員「プレーンヌードル? (具なしラーメン?)」
私「それでいいので『スープなし』で持ってきてください」
店員「(何いってんのこの外国人。。)ああ、はいわかりました」
こうやって持ってきてもらったのが写真3です。「あら、いいですわね」が私の脳内に膨れ上がり、スープに麺を放り込み箸でちゃちゃっとかき混ぜて麺を頬張ります。ここの替え玉は予想を上回るヒットで、「なんでんかんでん」でいうところの「針金」じゃなくて「粉(こな)」のような感じです。自分の記憶では、そのとき替え玉を2回頼みました。
写真4:カラマンシー |
一番上の写真の右下に映っている茶色いタレは、薬味の一種でニンニクと唐辛子をごま油につけ込んだ物です。香ばしい香りがして替え玉の度に少しずつスープに混ぜるといい感じです。写真4は 「カラマンシー」 と呼ばれるフィリピンの代表的な柑橘類でちょっとスープに絞るとグッと味がしまります。
ある程度印象に残ったのでしょう。次行った時に "Plain Noodle. Without a soup" と頼むと 「ああ、あの変な注文」 という感じですぐに所望の物を持ってきてくれました。
【今回のオーダー/料金】
チキンマミー(Chicken Mami)チキン・ラーメン: 75ペソ
プレーンヌードル(Plain Noodle): 52ペソ
投稿者 MMG : 18:28 | 中華料理