2015年4月23日

バロット (Balut)



文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu


1. 見かけは普通の卵


 随分前に「ソルティッドエッグ (Salted Egg)」を買った店 (過去記事)の前を通りかかったらバロットが売っていた。以前買ったソルティッドエッグが旨かったので、多分バロットもうまいだろうということで2個買った。一個20ペソ (54.18円、0.45米ドル ※Yahoo為替当日換算)。

バロットまたはバロッ (フィリピン語: balut) とは、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵。フィリピン以外にも東南アジアの広い地域で食され .... Wiki Pedia 「バロット」より。

 バロットがネットで話題になる時ってのは大抵ゲテモノ扱いで「いやあん、目がこっちを見てる!」とか「グロ注意」なんて言葉が踊るのだけど、実のところ鳥の形をしているわけではない。なんとなく見た目が内臓っぽいだけだ。

 食べても鳥の味はしないし、ここが頭で、ここ手羽の部分とか、そういう食感はない。味的には濃厚な固茹で卵。違うのがちょこっと羽毛が混じってる点と、形成途中の軟骨と思われる部分。コリコリしてうまい。

 多分カラーリングがグロく見えるだけで、ソースで煮たりして均一な茶色っぽい色使いにしてしまうと「なにこれウマそう」になると思う。では以降、バロットの画像をお楽しみください。

2. 殻の頭の部分を割ると...


3. 全部取り出すとこんな感じ。


----- 関連リンク ----
1. 以前書いたバロットのビン詰め商品の記事
2. 「ソルティッドエッグ (Itlog na maalat)」の記事
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投稿者 MMG : 04:13 | フィリピン料理