LRT1号線 Line 1, Light Rail Transit (LRT-1)
モニュメント(カロオカン市)とバクララン(パサイ市)間約15kmを結ぶ路線。リサール通り及びタフト通りに沿って走る。2003年中に全車輌の冷房化が完了。バクララン以遠、カビテ州ダスマリニャスまでの延伸が計画されている。全区間電化。1985年開業。
公式サイト: "Light Rail Transit Authority"
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LRT2号線 Line 2, Light Rail Transit (LRT-2)
レクト(マニラ市)とサントラン(パシグ市)間約14kmを結ぶ路線。オーロラ・ブルバード及びマルコス・ハイウェイに沿って走る。サントラン以遠、リサール州アンティポロ市までの延伸が計画されている。全区間電化。2003年開業。
公式サイト: "Light Rail Transit Authority"
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MRT3号線 Line 3, Metro Rail Transit (MRT-3)
タフト・アベニュー(パサイ市)とノース・アベニュー(ケソン市)間約12kmを結ぶ路線。エピファニオ・デ・ロス・サントス通り(EDSA)に沿って走り、「メトロスター・エキスプレス」の愛称を持つ。ノース・アベニュー以遠、カロオカン市までの延伸が計画されている。全区間電化。1999年開業。
公式サイト: "Metrostar Express"
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フィリピン国有鉄道南方線 South Line, Philippine National Railways (PNR)
タユマン(マニラ市)から、アラバン(モンテンルパ市)、カランバ(ラグナ州)、ルセナ(ケソン州)、ナガ(南カマリネス州)を経由して、レガスピ(アルバイ州)までの間約480kmを結ぶ路線。2004年11月12日にケソン州パドレ・ブルゴスの地点で発生した脱線・転覆事故(参考: 2004年11月13日付"Manila Bulletin Online")以来、カランバとレガスピの区間は運行休止状態となっている。全区間非電化。
公式サイト: "Philippine National Railways"
※写真は、レガスピ駅に到着したタユマン発の夜行列車"T-579"(現在運休中)。2004年7月29日撮影。
2005年4月15日
現在のフィリピンにおいては、鉄道が交通システムとして重要な役割を担っているとは言えない状況です。しかし、交通渋滞の恒常化による物流の停滞や排気ガスによる環境汚染など、車社会都市である事の問題が顕在するマニラ首都圏では、1999年にMRT3号線、2003年にLRT2号線、の二つの新線が相次いで開業しました。近年では、かつて廃線となった国鉄北方線の再興計画が持ち上がるなど、今後の鉄道の発展を伺わせる兆しもあります。MMG Stationでは、マニラ首都圏に走る鉄道の駅と、その周辺風景の現状を記述していきます。
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2005年4月14日 文責: 水野真芽(MMG戦隊イエロー)