2013年11月15日
はちみつ
文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu
メラルコ料金を期限日を過ぎてもほったらかし、ネットで払えなくなり、Bayad Center (以前書いた記事) でも受け付けられなくなってしまったので、直接メラルコ、パサイ支店へ支払いに。すごく久しぶりに来たなあと思いつつ F.B. Harrison (F. B. ハリソン) をタクシーで通っていたら、以前あった場所にオフィスが無い。請求書には F.B Harrison って書いてあるのに。もおお。。窓をあけて通りかかった人にメラルコどこですかと尋ねると、移転したとのこと。下の地図でいう Roxas BoulevardとAntonio Arnize .Ave.の交差点だという。
前置きが長くなった。支払いを済ませ、タクシーを拾うべくぶらぶら Antonio Arnize (アントニオ・アーナイズ) .Ave.を歩いていた。私の前を歩いていたおじさんがバケツを持っている。中にはいっているものが食い物なのか、ゴミなのかよくわからない。なんかすごくグロい。ちょっとだけ歩幅を大きめにして近づくと、向こうも気配に気がついて振り向いてバケツを下へ置いた。蜂の巣だ。
「なんじゃこれ。どこから持ってきたの?」と聞くと、ラグナだという。「ちょっと写真撮らせてくれ。」、「はちみつ。一本買うか?」、「いくら?」、「250.. (バケツを覗きこんでる私の顔を下から覗き込みながら) あ、270ペソ。」。今、顔見て値段決めただろ。「一本買うから写真撮らせて。」と言ってる間に二本取り出してきた。「二本で今なら特別価格 500ペソ。」。さっき 250ペソって言いかけたじゃん。全然値引いてないじゃん。まあ、はちみつもいいやつは高い。この値段が適切なのかどうかは知らないけど、わざわざ炎天下を歩いて電気料金支払いましたで帰るのはつまらないので記念に一本買った。
瓶はタンドゥーアイっていうこっちのブランデーとかウォッカを製造している会社のやつを再利用したものだ。中身をよく見るとハチの脚とか、巣の中の繊維みたいなのが浮いている。色んな意味でピュアなはちみつだと思う。カラマンシー・ジュースと結構合うよっと。
---参考---
1. メラルコ (Meralco): マニラ電力 公式サイト
2. 270ペソはYahoo外国為替レート当日換算で620.10円。
2. タンドゥアイ (Tanduay): 公式サイト
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