2015年3月4日
ココナッツ・オイル
文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu
日本でバージン・ココナッツ・オイルが人気だとネットで読んだ。芸能人の誰それさんが愛用とかそういう記事だ。書かれている人気、効果のほどなどはさておき、ココナッツ・オイルならフィリピンにいっぱいあるじゃんと思って MOA のスーパーマーケットを物色。
1. バージン・ココナッツオイル154.5ペソ (419.34円, 3.49米ドル※03.04換算)
探したのだけど、この1種類しか見当たらなかった。意外と無いもんだ。ルスタンスとかランドマークなら何種類かはあるんだろうな。
ちなみにヤシ科の仲間ではあるのだけど似て非なるもの。それが「パーム」。これから作ったパーム油は大量においてある。こっちでポピュラーなのは、このパーム油と、植物油、あとコーン油かな。
【「ココナッツオイル」と「パームオイル」】
さて「ココナッツオイル」と「パーム・オイル」だが、日本だとどっちも「ヤシ油」と呼ばれたりするらしい。そこら中に椰子の木が生えてたりするわけではないので、意識の上で明確に分類はしてないように思う (沖縄はどうだろう?)。
そこにいくとフィリピンではココナッツ1つを採ってみても成長段階に合わせて名前が違っていたりするので面白い (以前の記事)。
WikiPedia「ヤシ油」の項によると、同じ椰子科でも木の種類自体が違うらしい。パーム (WikiPedia「パーム油」)のほうは結構小さい実で赤く色づいている(画像を別のサイトで見る。※http://farmlandgrab.org というページ)。
【お値段】
話を戻す。もし異様に高かったらどうしようとビビって値段チェックの機械にバーコードを通す。3台壊れてて、4台目でようやくピピッと反応した。今回買ったオイルは"Peter Paul (公式サイト)" 社の製品。
154.5ペソ (419.34円、3.49米ドル※ 2015年3月4日のレート) 。あれ?そんなに高くないよね。
2. 値段を調べる機械
【他の油 -オリーブオイル、パーム油など-】
同じ250mlの油で値段の比較をしてみた。※価格は3月8日調べ
3. エクストラバージン・オリーブオイル: 139.65ペソ (379.81円, 3.16米ドル)
4.オリーブオイル: 136.50ペソ (369.61円, 3.09米ドル)
5. パーム・オイル: 44.10ペソ (119.51円,0.99米ドル)
【各オイル価格表】
※8日分は日曜日のため6日のレート。
オイル | ペソ | 円 | 米ドル | 日付 |
1. バージン・ココナッツ・オイル | 154.5 | 419.34 | 3.49 | 2015.03.04 |
2. エクトラバージン・オリーブオイル | 139.65 | 379.81 | 3.16 | 2015.03.08 |
3. オリーブオイル | 136.50 | 369.61 | 3.09 | 2015.03.08 |
4. パーム・オイル | 44.10 | 119.51 | 0.99 | 2015.03.08 |
パーム・オイルだけ異様に安い。日本でいうところのサラダ油とかの位置づけかな。それはさておきバージン・ココナッツオイルはエクストラバージン・オリーブオイルよりちょっと高いだけで、びっくりするような値段ではなかった。あと、オリーブオイルは、エクストラ・バージンと普通のやつとでそれほど価格差がなかったのは意外だった。
【日本で買うとどうなるの?】
同じ種類のココナッツオイルをAmazonで探してみた。以下がそれ。
5. Amazonのスクリーンショット (2015.03.04)
なんと2,398円。 883.49ペソ。 883.49 ÷ 154.5 = 5.71...。6倍近いね ... まあ輸入の手間とか考えるとそんなもんだとは思うけど、さすがにこの値段だと日本では高級品になっちゃうだろうなあ。
おっしゃココナッツオイル買い占めるか。 (了)
ちなみにアマゾンで買うには左のリンクから。むふふ |
~~ 以下、その他の画像 ~~
6. パーム油はこんな感じで売られています
7. 野菜油: まるで機械油か洗剤かのようなパッケージ
2013年11月15日
はちみつ
文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu
メラルコ料金を期限日を過ぎてもほったらかし、ネットで払えなくなり、Bayad Center (以前書いた記事) でも受け付けられなくなってしまったので、直接メラルコ、パサイ支店へ支払いに。すごく久しぶりに来たなあと思いつつ F.B. Harrison (F. B. ハリソン) をタクシーで通っていたら、以前あった場所にオフィスが無い。請求書には F.B Harrison って書いてあるのに。もおお。。窓をあけて通りかかった人にメラルコどこですかと尋ねると、移転したとのこと。下の地図でいう Roxas BoulevardとAntonio Arnize .Ave.の交差点だという。
前置きが長くなった。支払いを済ませ、タクシーを拾うべくぶらぶら Antonio Arnize (アントニオ・アーナイズ) .Ave.を歩いていた。私の前を歩いていたおじさんがバケツを持っている。中にはいっているものが食い物なのか、ゴミなのかよくわからない。なんかすごくグロい。ちょっとだけ歩幅を大きめにして近づくと、向こうも気配に気がついて振り向いてバケツを下へ置いた。蜂の巣だ。
「なんじゃこれ。どこから持ってきたの?」と聞くと、ラグナだという。「ちょっと写真撮らせてくれ。」、「はちみつ。一本買うか?」、「いくら?」、「250.. (バケツを覗きこんでる私の顔を下から覗き込みながら) あ、270ペソ。」。今、顔見て値段決めただろ。「一本買うから写真撮らせて。」と言ってる間に二本取り出してきた。「二本で今なら特別価格 500ペソ。」。さっき 250ペソって言いかけたじゃん。全然値引いてないじゃん。まあ、はちみつもいいやつは高い。この値段が適切なのかどうかは知らないけど、わざわざ炎天下を歩いて電気料金支払いましたで帰るのはつまらないので記念に一本買った。
瓶はタンドゥーアイっていうこっちのブランデーとかウォッカを製造している会社のやつを再利用したものだ。中身をよく見るとハチの脚とか、巣の中の繊維みたいなのが浮いている。色んな意味でピュアなはちみつだと思う。カラマンシー・ジュースと結構合うよっと。
---参考---
1. メラルコ (Meralco): マニラ電力 公式サイト
2. 270ペソはYahoo外国為替レート当日換算で620.10円。
2. タンドゥアイ (Tanduay): 公式サイト
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