2006年12月28日
・MMG 過去ニュースはじめますた
2006年12月21日、MMG 過去ニュースはじめました。
MMG掲示板に貼付けてもらったニュースを時間軸、トピック別に分け、見やすい形にして公開することにしました。これが現代フィリピンの簡易年表になればと思います。Webに掲載されたニュースというのはすぐに消えちゃうのが鉄の掟なので、MMGではできる限りこれを残し、いつまでも参照できるようにしていきたいと思っています。
まだMMG発足2年とか3年とかそういうレベルですが、10年続けば歴史になるでしょう。学術利用に耐えうるようなものになればよいかなと思います。
著作権は曖昧なのですが、例のGoogle裁判における「見出し記事に対しての著作権は認められない」 という考え方に基づいて運営していくつもりです。ただし、これは記事の著作権がMMGにあるということをっ主張するものではありません。著作権は原則的にニュース配信元に帰属すると考え、出典元の明記、リンクは行います。
ちなみにニュースのソース一覧はこちら。今後も増えると思います。。。
-----------ニュース見出しの著作権・・・本文より長いw--------------
Google ニュースは皆様ご存知のこととは思いますが、ロボットがニュースサイトを巡回し、各ニュース配信元サイト（新聞社など）の見出し部分だけ拾ってきて、Googleニュース (Beta)のヘッドラインを飾るというシステムです。新聞社などはこれに対し著作権侵害などで訴訟を起こしています。
個人的な感想としては
ニュース配信元： 「頑張って取材した記事をかすめ取るようなことは許さん」
Google 「貴重なニュースなんだからみんなに見てもらった方がいいじゃん」
というふうに捉えています。
もしGoogle が「これはGoogle配信のニュースです」とか「このニュースを読むには有料会員に。。」と主張して配信を始めたら変だなと思いますが、現状では配信元を明記してあり、クリックすれば配信元に飛ぶので、私的には「配信元のアクセスが増えるんだから配信元にとってもいいんじゃないの？」と思うのです。しかしGoogleも迷走した時期があったのでしょう。「サーゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏が創立した、この巨大検索エンジン企業の弁護士は4月、GoogleニュースからRSSフィードを作成したイギリスのプログラマー、ジュリアン・ボンド氏に停止命令の文書を送付」というお話もあるので、これは首を傾げざるを得ません。。
そもそもインターネットは、世界中にあるコンピュータに記録されたファイルをどこからでも参照できる（リンク）という考え方を前提にしているので、ニュース配信元の主張は少々むなしく、リンクされるのがいやなのであればWEB上に掲載しなければいいんじゃないの？と思ってしまいます。こういうのって、なんとなくインターネット創世記の「〜ちゃんのページ」に代表されるような「お友達サイト以外は無断リンク禁止！！」とか「日記ページへの直リンク厳禁！！」とか、そういうのと同じに見えます。じゃあ公開しなければいいのではと。
ニュース配信元はといいますと、フィリピン関連ニュースなどはロイター社や時事通信に頼ることが多いようで、 上の「頑張って取材した」という大前提の部分すら揺らいできます。「取材はしてないけどロイターにこれだけ払ってるんだぞ」という主張もあるでしょうが、そうなるとこれは自分が取材したという記事のオリジナリティーに関する問題ではなく、お金の問題です。
それでも、やなのはやなんだという人もいるようで、読売新聞社さんなどは訴訟を起こし、一旦は東京地裁にて「見出し記事に対しての著作権は認められない」 という判決がでたものの、後に勝訴してます。しかし。。。。勝訴した後も読売新聞のニュースはGoogleニュースに掲載され続けています。つまり読売は「勝手にニュース持ってくなよ」といいつつ、HTMLタグでGoogle Botの巡回を止めるという比較的簡単な対策は敢えて施さず、「ぶっちゃけ表向きはイヤなんだけどね、黙認するから持ってってくれたらありがたいよね。だってアクセス増えるんだもん。グフフ」という姿勢なんですね。実際、Googleのヘッドラインから読売の記事がごっそり削除されたら読売へのアクセスは大幅に減るのではないかと思います。紙の媒体で長らく運営してきた人に取っては難しい選択かもしれませんが、時代はそういうふうに動いているんでしょうね。
こんなグレーゾーンなMMG過去ニュースですが、ぼちぼちやっていきます。皆様、2〜3年前のフィリピンをお楽しみください。
<参考リンク>
「ニュースの見出し記事に関する著作権」 by Mc.N Homepage SDK (読売敗訴の記述あり)
「『Googleニュース』、3年経ってもベータ版であり続ける理由」 by Hotwired
「記事見出し無断配信訴訟、読売勝訴が確定」 by IT Media news
投稿者 MMG : 17:55 | -
投稿者 MMG : 2007年9月22日 18:04
