比派遣の警察官“不正経理”
NHK
JICA=国際協力機構は、フィリピンに派遣している日本の警察官2人が現地での飲食費を不正に経理処理していたとして、2人を厳重注意の処分にしました。
処分を受けたのは、JICAがフィリピンの国家警察に派遣している日本の男性警察官2人です。JICAフィリピン事務所によりますと、警察官2人は、ことし7月から9月にかけて複数回にわたり、規定では経費として認められていないJICA職員などとの飲食費を、ほかの人との業務の打ち合わせで食事したように装い、不正に経理処理していたということです。不正に処理した飲食費は日本円であわせておよそ2万円だということです。これは、JICAが活動経費の内容を審査した際に明らかになったもので、不正の発覚を受けて2人を厳重注意の処分にし、全額を返還させました。JICAフィリピン事務所の岩上憲三次長は「飲食費の利用について事前の申請を義務づけるなど、チェック体制を強化して再発防止に取り組みたい」と話しています。JICAでは、国際協力の一環として1980年代からフィリピンの国家警察に対し、捜査技術の向上などのために複数の警察官を日本から派遣しています。
NNA News 2010年12月21日(火曜日)
景気先行指数、5期連続改善:上昇ペースは大きく減速[経済]
国家統計調整局(NSCB)が20日発表した今年第4四半期(10〜12月)の景気先行指数(LEI)は0.026となり、第3四半期(7〜9月)に続き2期連続でプラスを記録した。LEIは2001年以降で最低となった09年第3四半期(マイナス0.610)を底に5期連続で改善したが、上昇ペースが大きく減速した。指標別では、来訪者数や新規事業数などの項目で改善の期待が高まった。