2005年6月7日
Smoking Room
マカティー市(MMGカテゴリ)から公共の場での喫煙を禁じる条例が公布されて久しい。
この禁煙条例には都市伝説めいたものが幾つかある。
「黄色いユニフォームの警察官(?)がいたら、それは喫煙取り締まり専門部隊だ」とか「歩き煙草は駄目だけど、立ち止まり煙草はセーフ」とか「2吸いまでならセーフ、3回煙を吐き出すとアウト(筆者自作)」など、真偽のほどは定かではない。
そこで、この条例について少し調べてみた。
先日"New World Renaissance Hotel("Asia Travel"による紹介記事)"内のレストランに行く機会があった。
テーブルの上に"This is a non-Smoking Area"と書かれたカードが置かれており、このカードには、その根拠となる「マカティ市条例2002-090による」という一文が付されていた。
これにより、当該条例が"City Ordinance 2002-090"であるというところまでは分かった。
Makati-City公式サイト内"City Government" > "Resolution and Ordinance"の項では、これまで公布された条例を一覧できる。
しかし、おそらくサイトの更新が追いついていないのであろう。
"2002-090"は発見できなかった。
原文が読める状態にないので、上記ニューワールド・ホテルのカードを参照すると、
"This ordinance prohibits smokin in all public places in the city except in designated smoking areas"
「この条例では、喫煙用に設計された空間を除き、市内の公共の場での喫煙を禁じています。」
という記述がある。
裏を返すと、喫煙用に設計されていれば喫煙可能ということになる。
そんなわけで喫煙者には嬉しい「喫煙用に設計された空間」がGlorietta内に作られた。
Glorietta3(MMGカテゴリ、公式サイト)の3階にある"Digital Exchange(デジタル・エクスチェンジ)"というスペースは、携帯電話メーカーやデジタル家電メーカーの正規取扱店が並ぶ小綺麗な空間である。
そこに"Seattle's Best Coffee(シアトルズ・ベスト・コーヒー)"が出店しており、買い物客の休憩所となっている。
ここには、写真のようなガラス張りの空間があり、ちょうどカウンターバーのような喫煙ブースになっている。
これからの季節、買い物中にいちいち外に出て暑さなのかで喫煙するよりは、エアコンの効いた室内で喫煙したいものである。
現在のところ、あまり利用者はいないので、貸し切り状態ですが、この記事を見て、殺到しないようにお願いします。。。
※ Glorietta3はタワー・レコード、パワーブック、ハードロックカフェなどが出店しているブロック。
※ 画像は2005年6月4日撮影