2015年3月28日
LPG タンク
文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu
幼少の頃の実家にはプロパンガスってのが屋外に設置してあって、それを料理、風呂などに使っていた。学生時代の一人暮らしの時もそんな感じで、馴染みはあるのだけど、ガスタンクを自分で注文したり交換した記憶はない。定期的に業者の人が来て交換していた気がする。
こちらメトロマニラでは、LPG (注1)が割とポピュラーでガスタンクを運ぶトラックなどもよく目にする。見た目は家庭用のやつで上の写真のような大きさ。高さ4~50cmかな。内容量11kg。 これでだいたい3ヶ月位もつ (※毎食自炊ではないレベル)。値段は596ペソ (1578.79円 ※28日が土曜日のため換算レートは27日 ※1ペソ≒2.65円換算。)。実際は鉄のタンクがあるので持った感じ20kg以上はありそうだ (注1)。
ガスは必需品なので、できるだけ早く持っては来てくれるものの、うちのコンドミニアムにはエレベーターがない。これを抱えて階段登るのは相当な重労働。注文の電話をかけても、コンドミニアムの名前を告げると 「今、男手いないから明日でいい?」 となる場合がある。
以前スパゲッティーを茹でてる途中でガスが切れたので、それを教訓に1個ストックを置いてある。早く配達してくれたとしても「湯でかけスパゲッティーが伸びる前に大至急」とかはさすがに無理だ。無くなったら自分でストックに取り替えて料理を続け、新しいのがなくなる3ヶ月以内くらいに注文、配達してもらう。
基本、配達員がガスコンロのチューブに繋いでくれる。しかし、多少斜めでも力技でバルブを閉めるのを見てしまって、彼が帰った後に自分でやり直したことがある。こんなことで命を失うのは嫌すぎるのでそれ以降自分でやることにしている。うちでやってもらうのは新しいタンクの配達と空になったタンクの回収のみ。重いからチップは50ペソくらいわたす。
そんなわけで毎日のように火事があるここ最近、皆様火の元には充分を気をつけの上、楽しく料理をしましょうねっと。ここまで下書きを書いて寝てたらうちのコンドミニアム敷地内で火事。火事の話はまた次回。
参考動画: LPGタンクの交換方法。ググってたらうちで使ってる奴と同じタンクのやつを発見。
--- 脚注、参照リンク ---
注1: LPGというのは「Liquefied Petroleum Gas」の略だそうな。成分が「プロパン」と「ブタン」から構成されているので、家庭用のやつは「プロパン」の比率が多いので日本では「プロパンガス」と呼ばれるようになったとか。ちなみにこっちだと"LPG:で通じます。〜「液化石油ガス (WikiPedia)」より。 〜
注2: これは「交換」の場合なので、新規に頼むときはガスタンクのリース代が含まれている。値段は10年前なので失念。数百ペソだったと思う。使用しなくなったら返却して、リース代が戻ってくる。ほんとに戻ってくるかどうかは未経験。