2015年4月9日

防犯カメラ (CCTV)

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文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム) 
Text & Photo: Miyama Osamu



1. うちのドアのすぐ上あたりに設置された防犯カメラ


 ガンガンとしつこくノックされてると思ってベッドから這い出し、ドアを開けたらなにやら工事をやってる。ノックではなく壁にネジを打ち込んでいる音だった。寝ぼけ眼で「なにやってんの?」の聞くとCCTV (closed-circuit television ※監視カメラ)だって。

 そういやうちの部屋の前を子供がドタバタ走り回るので同じフロアの住人からクレームが来てると聞いた。それへの対応かなと寝ぼけながら思っていたのだけど、床を見ると新品のCCTVが10台くらい置いてある。聞くと「全フロアに2〜3台付けます」とのこと。いや、子供の監視にこの規模はないと思い直す。

 防犯目的? そんなに物騒だったっけココ? 確かにコンドミニアムの敷地の外は完全にスクアター・エリア (注)なのだけど、敷地全体が防火壁に囲まれていて、かつ、入り口がEDSA向きに1箇所しか無いので、ここ11年で強盗だとか泥棒に入られたことはない。未遂はあるけどね。

 部屋に戻って「つうか、うちのコンドにこんな予算あるっけ?」とかつらつら考えていたら下記のニュースを思い出した。

【記事の内容】全文はGMA Newsを参照

「フィリピン国家警察、事件監視のため4月の2週目までに監視カメラを各署に設置。これに合わせて、政府関連機関、非政府関連の施設にも設置の努力を呼びかけ。」ってな感じ。


 ググっていたら、こんなブログも見つけた。「ご近所が物騒なのか・・単なる選挙宣伝か?」 (「勝どき」さんのブログ)。どうやらわらわらとCCTVが設置されているらしい。

 幸いにして大きな事件にも巻き込まれず、近隣の人たちとある程度良好な関係を保ちながら10年以上暮らしている。しかし外国人としてココで生活してると、もし「言った言わない」、「さきに手ぇ出したはどっち?」みたいな不毛な話に関わってしまったらどうしようと不安になることが時々ある。

 でもこれがあれば、もし万が一根も葉もない事件に巻き込まれた時でも証拠が残る。少しだけ安心感を得られる仕組み。まあでも、だからって大胆に行動するわけではないのだけどね。これまでと同じように普通に暮らしていく。

--- 参考 ---
1. 参考ニュース:
"PNP eyes completing Metro Manila CCTV project by mid-April" (GMA News)

The Philippine National Police expects to complete by the second week of April its efforts to equip police stations in Metro Manila with closed-circuit television systems ....

http://www.gmanetwork.com/news/story/433692/news/metromanila/pnp-eyes-completing-metro-manila-cctv-project-by-mid-april

2. 「スクアター (Squatter)」について書いた記事 (本サイト内)。

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投稿者 MMG : 10:51 | - | |