2015年1月17日
UPS と レギュレーター
文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu
【UPSは超大事】
マニラでUPS (※1)は必需品だ。停電時には「ぴーっ。ぴーっ。ぴーっ。」とアラームを鳴らして20分位電源供給してくれるので、その間にコンピュータを適切なやり方で終了すればコンピュータはノーダメージ。
【停電】
さて、ネットをしてたらバチんという音がして停電。2ヶ月に1回くらいはあることだ。今回は10分位で復旧。しかし派手な電圧の変動があったらしく、UPSが作動せぬままコンピュータの電源がぶちっと切れた。アラームもいつもの「ぴーっ。ぴーっ。ぴーっ。」ではなく「ピ〜〜〜〜〜〜」と鳴りっぱなし。
停電復旧後、コンピュータから外して単体でもう一回UPSの電源を入れてみるものの、あいかわらず「ピ〜〜〜〜〜〜」だ。ためしに小さめの扇風機をさしてみた。通電はしているものの、風量が安定しない。UPSの根っこのコンセントを抜くと扇風機が止まる。もはやUPSの役目は果たしていない。電圧安定機能すら怪しい。
これをほったらかしにするとUPS自体がコンピュータを破壊しかねない。日本だと停電で家電壊れたなんてのは珍しい事例だとは思うけど、こっちではよくあること。電源系のガジェットは消耗品だと思うようになった。1年くらい前に買ったやつ。お疲れ様。ぶっ壊れたUPSは身を挺してコンピュータを守ってくれたのだ。 (1年前くらいに買ったUPSと停電に関連する記事 「隣のバランガイが火事」。)
5〜6年前に似たような停電があったにもかかわらず電源供給系をほったらかしたまま使いコンピュータのグラフィック・ボードがぶっ壊れたことがある。こうなると数千ペソの被害が数万ペソの被害になる。
【新しいのを買う】
同じ轍を踏まぬよう翌日モールへ新しいのを買いに行った。買ったのは以下の画像のやつ。最近のUPSだと電圧を安定させるレギュレーター (※2)ってのも内蔵されていて、今回ぶっ壊れたのもそのタイプなんだけど念には念を入れて別売りのレギュレーターも買った。ここで350ペソの安物を買ってしまうあたりがまだまだシロウト。今度、もうちょっとまともなのを買い足しに行こう。
この「今度」ってのが危ない。今度、早めに買いに行こう。
新しいUPSとレギュレーター
---買った物の値段---
1. UPS: 2900ペソ (7,630.59円, 64.89米ドル)。
2. レギュレーター: 350ペソ (920.93円, 7.83米ドル)。
---参考リンク---
1. UPS (無停電電源装置): ウィキペディア
2. レギュレーター: 商品名が "Power Plus Computer Voltage Regulator"なので「レギュレーター」と記述した。ハードウェア・ショップでも「レギュレーター」で通じるので、割とポピュラーな呼び方だと思うけど、ググった感じだと "Voltage Stabilizer (ボルテージ・スタビライザー)"というのが正しいのかもしれない。