2015年5月6日
歩道橋に屋根ができるぞ
文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photo: Miyama Osamu
1. 資材が置いてある。(2015.03.29)
3月29日。いつも通る歩道橋を渡っていたら工事用の資材が置いてあった。形を見ただけで想像がつく。やっとこの歩道橋に「再び」屋根がつく。
「歩道橋」は英語の「オーバー・パス (Overpass)」か、タガログ語の「トゥライ (Tulay)」で通じる。「トゥライ (Tulay)」の本義については"TAGALOG DICTIONARY"を参照。 |
以前、この歩道橋には屋根があった。6〜7年前だったと思うがホームレスや物乞い、物売りなどが住み着くということで「MMDA」がその柱を全部ぶった切って撤去してしまった。首都圏浄化で躍起になっていた時期だったと思う。夜中に電ノコで火花を散らしながら柱をぶった切っているのに遭遇して苦々しく思ったものだ。
※ "MMDA"は"Metropolitan Manila Development Authority"の略で「マニラ首都圏開発庁」(公式サイト)。 |
【屋根がないとほんとに不便】
この歩道橋は自分の生活でわりかし重要なもので、マニラ市方面へ向かう場合はコレをわたってタクシーを拾うか、バスに乗る。あと、サリサリにビールの注文へ行く時にも使う。会社勤めだった頃はマカティからの帰りのバスを降りて家に向かうときにもこの歩道橋を渡っていた。
屋根を撤去されて以降、夏は頭が沸騰する直射日光、雨季はゲリラ豪雨。ここに屋根さえあれば傘なしでも色々なとこに外出できたのに... ほんとに不便だった。
そして今。念願かなって屋根ができる。この際「自分で撤去した屋根をもう一回自分で設置するってMMDAって...」というツッコミは置いておこう。屋根ができる日を待ちながら、工事が進捗するたびに写真に収めた。
2. おおまかな骨組みができた。(2015.04.18)
3. おお。色も塗ってだいぶできた。あとは屋根を載せるだけかな。(2015.05.04)
5月4日に通りかかったら屋根の骨組みもひと通り出来ていた。中央の高くなっているところとそれ以外の部分をつなぐ箇所に天井がなかったので若干不安だったけど、それも補足されたようだ。
これは意外と重要なポイント。こっちでは雨の日に屋根があると思って歩道を歩いていると突然一部分だけ隙間があって濡れるということがよくある。あと数十センチの隙間くらい埋めようよと思うのだけど、これがなかなかどうして。いや、不満はやめよう。今回は隙間無くびっちり骨組みがついてる。よし。
4. そろそろ完成か? CCTVもあるね。(2015.05.04)
【CCTVまで付いたのだけど...】
自分で作ったわけでもないのに、もうちょっとで完成という満足感でニヤニヤしながら写真を撮っているとCCTVが設置されているのに気がついた。おお。すごい。最近の流れをちゃんと把握している (CCTVについて書いた記事)。以前、ここでひったくり未遂に遭った知人がいる。これはよい。
っと思ったのだけど、CCTVの場所がちょっと変じゃないですか、おまえさん。屋根を取り付けると屋根の外側になると思うのだが。。いや不満をいうのはやめよう。屋根を取り付ける段階か、あるいは屋根を取り付けた後か、はたまたモニターに永遠に映し出される屋根の映像を見て気づくのか。この続きはまた今度のお楽しみ。
5. あれ? (2015.05.04)
---- 本ブログ内の「MMDA」関連記事 ----
1. 「防犯カメラ (CCTV)」 (2015.04.09)。
2. 「謎の壁画」(2013.07.31)。
3. 「MMDAのピンクライン」(2008.02.05)。
4. 「MMDAの自転車置場」(2014.03.03)。
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