2015年5月27日
メトロマニラ首都圏および周辺地域の活断層マップ
文章: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text: Miyama Osamu
先日、メトロマニラ首都圏の地震リスクについてのニュースを読んだ (下記参考ニュース)。活断層の詳細地図が「フィリピン火山・地震研究所」、正式名称 "PHilippine Institute of VolCanology and Seismology (PHIVOLCS)" からリリースされたというものだ。
日本語ソースだとその地図へのリンクが貼られていないのだけど GMA Newsの記事「LOOK: An interactive map of the Valley Fault System (2015.05.22)」にいけばGoogle Map上で閲覧できる。
メトロマニラを縦断している赤いラインがそれだ。自分の住んでるところやよく行く場所などの地名を探して調べてみてね。
【もうちょっと詳しく見たい人のために】
直接(研究所の公式サイト)を見てみた。
適当意訳: 「 フィリピン火山・地震研究所、アトラスと提携し活断層 (公開)システムを立ち上げ」という見出しで記事が投稿されている (2015.05.18)。
記事: "PHIVOLCS, OCD launch Valley Fault System Atlas".
1. ホームページのスクリーンショット
地図は記事の中にではなく、ホームページのトップメニューにおいてある (上の画像の赤丸)。
2. 登録画面
クリックすると上のような登録画面に飛ぶ。登録しないとダウンロード出来ない。適当に埋めてサブミットすれば、そのままダウンロード画面へのリンクが表示される。
3. 地図のリスト (クリックで拡大)
地図は全部で24枚。上の画像のオレンジ色の数字部分が各地図のダウンロード・リンク。自分の住んでるところやよく行く場所などの地名を探してダウンロード (PDFファイル。一枚数MB)。
4. マカティ、タギグあたり (リストの54-59)
試しに地図を開いてみると線がいっぱい。上の画像がその一部。右側の縦に伸びる赤線がそれにあたるようだ。
地図の下の方には以下の画像のような凡例が記載されている。"Active Faults"ってのが「活断層」を表すライン。
5. 凡例
以下、意訳。地質学の専門家ではないので専門用語はわかりません。上記の判例翻訳はあくまでも参考までに。ようするに赤いラインに注目ということ.
実線: 起伏が「下り落差地域」を示す明確な活断層のライン。 破線: 活断層と思わしきライン。 点線: 隠れた活断層のライン。 |
【〜おことわり〜】
今回の記事は地震が来ると煽るためのものではありません。また、私は専門家でもありません。あくまでもこういう情報がありますよと示しただけです。本記事の情報をご利用の上、被ったいかなる不利益もMMGとしては責任を負いかねますので予めご了承の上、ご利用ください。でわでわ。
--- 参考ニュース ---
1. 活断層地図 (まにら新聞) 2015.05.20.
... 比火山地震研究所、首都圏と近郊州の活断層の位置を詳細に記した地図を公表
フィリピン火山地震研究所は19日までに、首都圏と近郊州の計19市町に存在している活断層の位置を詳細に記した地図を作成し、公表した。...
記事のURL: http://www.manila-shimbun.com/20150520.html
2. フィリピンで大地震への危機感高まる (Viewpoint) 2015.05.25.
... マニラ首都圏はウエストバレー断層と呼ばれる活断層が、南北に縦断していることで知られている。しばらくこの断層を原因とする地震が起きていないため、そろそろ大きいのが来るのではないかという予測が、数年置きに浮上しては消える。...
記事のURL: http://vpoint.jp/world/asia/44000.html