2024年1月18日
年次報告2024 Annual Report 2024
写真、文章: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Photo and Text: Miyama Osamu
※ この記事は2024年1月18日時点のものです。将来的には当てはまらない可能性があるので、その点をご留意の上で参考にしてください。
キーワード: 「モールオブエイシア」 "Mall of Asia""
さて、今年もやってきました年次報告 (Annual Report) の時期です。結婚ビザなど長期滞在ビザ保有の外国人は年に一度、出入国管理局へ出頭し存在証明のようなものをする。
1月1日から60日以内にこれを行う義務がある。
自分の場合、前回は2023年1月4日に行った。
今年からオンラインでの報告が可能となったというニュースを見た。出頭なのにオンライン?と思っていたのだが、考えても仕方がないのでとりあえずオンライン報告というのを試してみることにした。
【参考ニュース】
要訳: 出入国管理局はフィリピン在住外国人に対しオンライン年次報告書利用のアナウンス
BI introduces virtual annual report for foreigners
(PNA.gov.ph) 2023/12/30
画像1: まずは出入国管理局のウェブサイトへ
画像2: 左上の ”Annual Report” をクリック
画像3: 申請フォームの "Paper Base (紙の書面で)" で "NO" を選択すると面会日の入力欄が表示される
ここで問題発生。オンラインなのに面会日を指定とはどういう意味だろう。とりあえずダメ元で当時の日付時刻のまま申請フォームを埋めて ”Submit” ボタンを押す。
1月4日にこの申請を行った結果、エラー「何らかの問題が発生しており後ほどまたお試しください」というエラーメッセージが出た (スクリーンショット取るのを忘れた)。
面倒くさいので、現地に行くことにして申請フォームの "Paper Base (紙の書面で)" で "YES" を選択すると普通に申請できた (この手順は前回と変わらないのでそちらを参照してください。)
画像4: こういうメールが届きます これを係の人に見せるべし
上記画像のスクリーンショットを撮って1月12日にMOAへ行った。去年より多少混雑していたが、年次報告の3つほどあるカウンターに並んでいたのは7~8名で1、2分おきに「次の方」と呼ばれるので大して待つことはない。
カウンターへ行き、スクリーンショット、パスポート、ACD-iCardを見せたら料金310ペソ (799.8円 当日換算) を支払って顔写真を撮っておしまい。せいぜい10分弱しかからなかった。
画像5: MOA2階にある入管出張所
画像6: 入管出張所の中
【さて、ここからが本題なのだが「オンライン報告」とはいったいどういうことか】
オンライン報告とは一体どのようなものなのか、悔しいので1月18日にテスト申請してみた。
再度エラーが出ることを前提に適当にフォームを埋めて "Submitt" ボタンを押す。
画像7: あ、成功してしまった!
年次報告を2回してはいけない決まりはないかもしれないが入管の手間を増やすのは本意ではない。
すぐにキャンセルした。
画像8: 自動返信でこのようなメールが届く
キャンセルはしたものの、自動返信で上記のようなメールが届く。読めば Google Meetでオンライン面接をするということのようだ。
なるほど、盲点だった。時代はクラウドですよ! という声が聞こえてきそうになったがそれを打ち消し考える。
1. 海外からでも面接できる → 出頭の意味はあるのか?
2. フィリピン国外のIPアドレスを弾いている場合はVPNで対応できる?
3. AI動画などでなりすましができる?
4. 時間通りコールしてくる?
1~3は自分には関係ないとして、4はちょっと厄介。本当に時間通りならいいとして、スマホを準備して待機するのはちょっとだるい。
そしてGoogle Meetをこのためだけにインストールするのは嫌だ。スマホのメモリが足りなくなる。
以上を総合すると、窓口が混雑しているのならともかく、手短に住む現地出頭のほうが気が楽だ。ついでに外食と買い出しもできる。
最寄りの出張所が無いとか、僻地住まいの人はこの方法を利用するのがいいかもしれない。
ちなみに、今回MOAに行ってきたときに立ち寄ったタイ料理レストランの記事はこちら。
【MOA Government Service Centerの場所】