2023年4月8日
マニラで断水対策
写真、文章: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Photo and Text: Miyama Osamu
さて、エルニーニョ現象により水不足。断水が続く。フィリピン生活が20年近くなってきたので断水には慣れている。少しずつ買いためたタンクや便利グッズなどを紹介。
これがあればまあなんとか生活できる。
主な貯水タンクは下記
画像に写っている四角と丸のでかいボトルタンクは容量5ガロン (18.9271リットル)
画像1の四角いタンクを8本 (151.4168リットル)
画像2の円柱ボトルを6本 (113.5626リットル)
画像3のボトル (8リットル)を12本 (69リットル)
合計: 333.9794リットル。
2人で生活して毎日シャワーを浴びない前提だと、1日に3~4個のタンクを消費 (60~80リットル) する。毎日水の出る時間帯に3~4個のタンクを貯めなおせばよい。
なおシャワーは10分程度だと20リットル弱使用してしまう。なのでシャワーはチビが優先。オレ臭い。
断水といっても24時間水が出ないわけではない。しかし断水明けに出る水は水道管のサビで茶色く濁っている。
なので水の出始めの濁った水を四角いタンクに (トイレ用)入れる。四角いタンクがいっぱいになるころ、水が透明になってくるので丸いタンクに入れる (手洗い、洗濯用)。最後にだいぶきれいになった水を浄水器に通し、沸かして冷ましたものを8リットルの飲料用ボトルに入れる。
料理は飲料水を使いたいところだが、パスタなどを茹でると水の使用量が多くなってしまうし、鍋を洗うのも面倒なので画像7のような電子レンジで使用できるパスタ茹で器を使う。たしかこれは会社の同僚から10年くらい前にもらった。
【仕様と値段】
数年に渡って集めたものなので値段の詳細は覚えていない。
1. 大体5ガロンのタンクは丸いものでも四角いものでも200~300ペソ。LAZADAで買うと150ペソだった。でかいタンクをたくさん買うなら店頭で買って持ち帰るよりも、配達してくれるLAZADAのほうがいいかもしれない。
画像2のスタンドはタンクの口に合わせた蛇口とセットで400ペソくらいだったと思う。縦置きできるポンプに比べると場所を取るのと、蛇口部分がホースを接続できない形状になっているので少々使い勝手が悪い、がまだ現役。
2. 8リットルの飲料用水ボトルは使用したものをそのまま使いまわしなのでコストはゼロに近い。
3. 電動ポンプは3000ペソくらいしたかな。これはLAZADAで購入。フル充電で15~20分動作するのでシャワーは浴びられる。
4. 手動ポンプはハードウェアショップで250ペソ前後だったと思うが、後にLAZADAで見たら50ペソくらいで売られていた。
5. 浄水器は割と高く、5000ペソ近くした。真っ茶色な水でも透明になるので優秀だが、そういう使い方をするとすぐにフィルタが詰まるので、ある程度水が綺麗になってからの利用をお薦めする。
6. 最後に番外編として灯油ポンプ (画像8)。これはポンプの部分のプラスティックが劣化しやすいので、翌シーズンに使おうと思ったらヒビ割れていたりして使い勝手が悪い。ちなみにポンプから出ている吸い上げパイプは丸い5ガロンボトルキャップに空いている穴の直径とジャストサイズだったりするので、工夫次第では用途が広がるかも。
(※ 値段は2023年4月8日時点で1ペソ2.41円なので、それを参考にしてください 2023年4月8日のBSP発表為替換算レート)
今回は情報提供のみ。落ちは無い。いつも無いか。
さあ、みんなで夏を乗り切ろう! 49歳っ 真夏の大冒険っ!
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【参考リンク】
「エルニーニョ現象とフィリピン」 (MMG)
「アンガット・ダム水位低下で首都圏断水」 (MMG)
「LAZADA ラザダのニュース」 (MMG)
画像1: 四角いタンク (5ガロン)
画像2: 丸いタンク (5ガロン)
画像3: 飲料用ボトル (8リットル)
画像4: 電動ポンプ
画像5: 手動ポンプ
画像6: 浄水器
画像7: パスタ茹で器 少ない水でパスタができるよ
画像8: 灯油ポンプ