2015年3月30日
うちのコンド敷地内で火事
文章、写真： 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu
1. 煙だらけ
昼寝をしていたら消防車のサイレン。この時期乾燥しているので火事自体は珍しくない。EDSAを通る消防車の音なんて毎日聞いてるし、無視して二度寝しようと思ったら、爆音のサイレンが階下のあたりに聞こえてそこで止まった。
え？うち？と思って起きてカーテンを開ける。別になんともない。玄関に向かい、ドアを閉めたまま外の様子を伺うと、なんだかざわついている。テラスから外を見ると消防車が入ってきている。
玄関に戻ってもう一度聞き耳を立てると、野次馬っぽい話し声がするだけで、火事によるパニクった声ではない。ドアを開けると10人位が廊下にたまって、共有スペースのテラスから火事現場を眺めている。その背景に煙が見えた。
あれ、近くね？ というかうちの敷地内じゃん。やじうまに挨拶しながら掻き分けて先頭へ。うわ、めちゃくちゃ煙出てる。でも炎は明るいので見えないな。
うちのコンドの敷地には、安めのアパートとコンドミニアム、そして奥にタウンハウスっぽい一戸建てが入ってる。その一戸建ての一棟から出火しているようだ。
2. 消防車来た
風向き的に煙はこっちに向かってこないな。規模もそれほど大きくないし、まあ大丈夫でしょ。と自分の部屋に帰ろうとしたら、聞き覚えのある声で「どいたどいたどいたぁぁっ！ 放水ホース持ってきたぞお！」と叫んでるのが聞こえた。
彼はいつもそうだ。前回はずいぶん離れた敷地外にある火事現場に、届くはずもないこれを放水しようとしていた (以前の記事)。そして今回は大慌てで持ってきたホースが消火栓につながらない。見ると新品同様のホース。最近買ったんだろうなあ。試してみたかったんだろうなあ。規格を調べてから買おうよ。...我々の共益費、無駄になっちゃったなあ。
住人達が冷やかす。「そのホースはまんないじゃんｗ」。「いや、ちがうっ！ これはこの消火栓の規格が古いから.....この消火栓を変えないといけないんです！！」。解決になってない。つうか、この間の火事のとき、消防署の人はその消火栓にホース繋いでバシャバシャ放水してたぞｗ
いずれにせよ出火から数十分で消防車到着。その数十分後には消火された。怪我人、死傷者なし。でもみなさん火事には気をつけてくださいねっと。
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