2017年5月28日
入国管理局のエクスプレス・レーン料金廃止
写真、文章: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Photo and Text: Miyama Osamu
1. ビザの更新に一週間!
5月9日、フィリピン入国管理局マカティ支局 (以前の記事 1、2) にツーリスト・ビザの更新へ。
いつものように申請用紙に必要事項を記入し窓口に提出すると、今までに見覚えのない紙切れを渡された。番号札かなとそのまま受取り、椅子に座ってその紙切れを眺めていると、妙なことに気がついた。
パスポートの受取日が一週間後の日付になっている。今までは午前の早い時間に提出すればお昼前、午前の遅い時間であれば夕方前に大体受け取れていた。少なくとも日をまたぐということはなかった。
書き間違いかなと思って、次に名前を呼ばれたら確認しようと思った。
2. エクスプレスレーン料金の記載がない。
名前を呼ばれ請求書を受け取りに窓口へ。受取日について確認しようとしたら、ちょうど隣で「え?16日?一週間も?」みたいなことを聞いている白人のおっさんがいて、職員の人が「はい。16日です。」とにこやかに答えていた。これだけはっきり回答しているのだからこれで合っているのだろう。
なんとなくモヤモヤとしながら請求書を受け取り、支払い窓口へ行きながら値段を確認する。どうもいつもより1000ペソくらい安い気がする。
(※5月09日のレートでは1ペソ:2.27円)
これまでは請求書は二枚綴りになっていて二枚目にも別途金額が書いてあり、その合計が支払金額なのだけど今回は二枚目が無い。
ん?ん?っと思い、立ち止まってもう一度確認するとどうやらいつも二枚目に記載されている"Express Lane Fee「特急レーン料金」"というのが記載されていない。
いつもいつも「特急レーン料金ってなんだろう。」「急がないときは鈍行レーンでもいいんだけどね」と思っていた料金がなくなっている。ここで以下のニュースを思い出した。
空港入管職員の乱 (Viewpoint) ... 離職の原因は今年1月に、これまで残業代の予算に充てていた「エクスプレス・レーン料金」の使用をドゥテルテ大統領が禁止し、残業代の未払いが続いたことが原因だ。... http://vpoint.jp/world/asia/85839.html |
なるほど、残業代に充てていたエクスプレス・レーン料金を廃止したので、その分仕事は遅くなりますよということか。金額と仕事速度が比例していないような気もするが、まあしょうがない。
以前は「余計なお金払うくらいなら遅くてもいいよ」くらいに思っていただけど、1週間かかるとなるとちょっと話が変わってくる。「鈍行」と「快速」「特急」くらいにわけて必要に応じてお金払うようにしたらいいのにね。
3. 前回の請求書にはエクスプレスレーン料金の記載あり (2017.03.27)
【関連記事】
1. 「フィリピン入国管理局マカティ支局が移転」 (MMG ClipBoard) 2017/02/24
2. 「フィリピン入国管理局マカティ支局」 (MMG ClipBoard) 2013/12/17
支局名:フィリピン入国管理局マカティ支局
住所: マカティ市バランガイ・ポブラション、JPリサール通り805 ラサラ・ビル3階
連絡先2 (マカティ支局): (632) 899-3831.
フィリピン共和国入国管理局公式サイト: http://www.immigration.gov.ph/
Facebook: http://www.facebook.com/officialbureauofimmigration/
連絡先1 (本局): xinfo@immigration.gov.ph, 02-523-6615, 02-524-37-69.
その他の連絡先はこちらを参照: http://www.immigration.gov.ph/contact-us/other-immigration-offices
【場所】