2007年12月8日

フィリピンでタコを食べる

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文、写真: 美山治
Text & Photograph: Miyama Osamu

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写真1:解凍してみた
(07.12.08)
3ヶ月ほど前だったか、いつも会社の帰りに寄るSM Makati(マカティ)のスーパーマーケットの魚介類冷凍食品コーナーでタコを見つけた。かれこれメトロマニラには5年ほど住んでいるのだけど、日本食材のお店とかそういうところでは扱っているものの、気軽にスーパーで買えるような代物ではない。

1つにはマニラっ子たちはそもそもタコを食べないという理由がある。知り合いのフィリピン人に「タコって旨いよ」と話してもドン引きされることが多い。イカは食べるくせになんでタコは駄目なのかよく分からない。きっと悪魔の魚だからだ。

でもこれはメトロマニラ近辺のお話で、タコを食べる地域もあるらしい。今回はタコをワカメと酢で和えてみたのだけれど、たまたまその日に呼んだマッサージの女性に冗談半分でそれを見せてみた。もちろん「ひぃぃっ」とか言ってびびってたじろぐのを期待していたのだけれど「わああ、タコだ。食べていい?」という拍子抜けな展開になった。「いいよ」というとぱくぱく食べ始めた。聞けばセブ出身らしい。「セブでタコって食べるの?」と聞いたところ、「他の人は知らないけど、うちは小さい時から食べてた」とのことだ。さらに「もしかして頭に卵が詰まった小さいタコも食べるの?(イイダコ)」と聞いたところ「もちろん。あれはおいしい」との返答。セブに行かなければ。。。

話してる間中タコをぱくぱく食べる彼女。いや、あの、その、全部食べないでね。。。よく考えたら酢ダコというのはこちらでいうキラウィンに限りなく近い料理法なので、タコに抵抗さえ無ければフィリピン人の口には合うだろう。

写真2:酢ダコにしてみた
(07.12.09)
今回買ったのはタコ丸ごと1匹で400ペソなんだけれど、ここのSMではぶつ切りのものも売っている(580グラム/162.4ペソ)。両方とも茹でた後、冷凍保存されたものだ。SMで売っているとはいえ他の魚介類よりは少々高く、在庫も少ない。魚介類について筆者はあまり詳しくないのでどういう種類のタコかとか、どこで穫れたものかは分からないが、見た目でいうと頭(胴体)の部分が少々小さめかもしれない。今回、丸ごと1匹だったので、内臓の取り方とかを一通りインターネットで調べて料理に取りかかった
が、解凍後、頭のところをひっくり返してみたら全て除去済みだった。調べて損した。

まあ、結論としてはタコ旨い。旨すぎですよ。むふふふ。



投稿者 MMG : 18:46 | - | |