2008年10月9日
便座の無いトイレ
文章、写真： 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu
フィリピンの公衆トイレでよく見る光景。便座がない。この画像はGloriettaで撮影したものだけど、以前はこのトイレにも便座があった。使用されているうちにいつの間にか消えて無くなる。
男性用トイレの場合、小用をたす際に、皆様、便座を上げずに行うようで、便座はものすごく汚い状態になっていることが多い。当然、大を行うべくその個室へ入って来た人は、そこに腰掛ける訳にもいかず、便座の上に和式スタイルで靴のまま乗っかる。プラスティック製の便座は当然破損し、いつの間にか係の人が撤去する。
小用をたす時に便座を上げる習慣があれば破損を防げるのか、はたまたその習慣があっても靴のままま便座に乗っかるのかは定かではないけれど、結構日常生活で不便を感じるフィリピンのトイレ事情なのでした。
誰かが使用した後、すぐに係の人がクリーニングをしてくれる有料トイレもある。モールなどでこれを提供している場合は大抵は10ペソでこれを利用できる。トイレットペーパーもちゃんと設置されているので、ヤバいと思ったとき安心して駆け込める。有料トイレについてはまた今度。
