2005年4月18日
バスの中でのお説教
Tweet

バスに乗っていると、時々画像のような人が聖書を片手にお説教を始める。
英語の場合もあるし、タガログ語の場合もあるし、タグリッシュの場合もある。
内容は大抵決まっていて、貧困社会を嘆き、やんわりと今の政治を批判し、
最後に、「困っている人に愛の手を」という結びで終わる。
バスストップの1区間、長くて2区間の間、揺れるバスの中でお説教をし、
その間によれよれの封筒を乗客に配る。
つまり、寄付金を募っているわけで、お説教が終わるとこの封筒を回収する。
寄付を拒否するために、封筒を受け取らないという手もあるけれど、
ひとまず封筒を受け取って、何も入れなかったとしても特に問題はない。
人がその封筒に寄付金を入れている現場を間近で見たことがないので、
大体の相場というものはわからない。
疑問に思うのは、彼女がバス代を支払っているのかどうかであったりする。
知ってる人、教えて下さい。
2012年5月08日
文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu